2008年7月21日月曜日

どうせなら裁判官もカツラを

東京新聞(TOKYO Web)に「被告は弁護人の隣に ネクタイ着用もOK あす模擬裁判」という記事がありました。裁判員制度の導入を控え、

これまで被告は弁護人の前に刑務官らに挟まれて座らされ、拘置中は自殺や逃走防止を理由にジャージーにサンダルが一般的だが、裁判員に被告が有罪に違いないとの予断や悪印象を与えないよう改善する。

などの措置が試行されるとのことです。有識者からの

「(拘置中の)被告はジャージーを着て、みじめな形で裁かれている。法廷が人権と深くかかわっているとするならおかしい」

といった意見に後押しされて始まる措置のようです。

これはこれで正論だとは思います。ただ、

服装については、首を絞められない取り付け式のネクタイや、かかと部分はないものの、前から見ると革靴に見えるサンダルなら着用を認めることとし、それぞれ拘置所で希望する被告に貸し出す方針という。

これはどうなんでしょう。そんなイミテーションを着用して人前に出るというのも、それはそれでみじめなのではないでしょうか。

拘置中の被告に人権を認めるのであれば、自殺する権利だって認めてかまわないのではないかと思うのですが。

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